"春のうらゝのすみだ河 上り下りのふな人が・・・"
だれでも一度はくちずさんだことがある「花」にも歌われている隅田川は、大川と呼ばれた江戸時代から、「両国」、「墨堤の桜」、「向島の花街」、「隅田川 七福神めぐり」、「浅草寺」など、現在も人気の観光スポットに集まる多くの人々で賑わっていました。
『隅田川花火大会』
享保18(1733)年に「両国川開き」として始まった両国の花火は、戦争などによりたびたび中断し、また交通事情等の理由により、昭和36年 (1961)年を最後に終了してしまいました。
しかし、その後、多くの関係者の努力により、昭和53(1978)年「隅田川花火大会」として復活し、今日まで回を重ね、多くの方々に喜ばれ、江戸の華と しての伝統を発展させてきました。

『墨堤の桜』
享保2年(1717年)、将軍徳川吉宗が桜を植えたといわれる隅田川沿いの堤には、約1.5kmにわたり500本もの桜が毎年美しさを競っています。
4月上旬の墨堤さくらまつりには、模擬店、向島芸者の湯茶サービス、民踊流しなど、もりだくさんの企画によるイベントが繰り広げられ、花を楽しむ人々でにぎわいます。
『レガッタ』
明治16年、明治天皇を迎えて行われた旧海軍のボート競漕が、学生のボート熱に拍車をかけ、翌年、国内初の学生レースが行われました。このレースが契機と なり、向島の土手にはいくつもの白塗りの艇庫ができ、隅田川の新名所になりました。
そのころの面影は無くなりましたが、今も4月に行われる「早慶レガッタ」には、ボートマンたちのさわやかな戦いに、毎年多くのファンがつめかけています。

『七福神めぐり』
隅田川七福神めぐりは、江戸後期の文化・文政年間(1804年~1830年)、佐原鞠塢が開いた向島百花園に集う大田南畝・亀田鵬斎・加藤千蔭・酒井抱一などの名だたる文人たちによって始められました。 現在も、新しい年の始まりを告げる風物詩として、三囲神社~多聞寺の約3kmを歩く人々で賑わいます。